情報セキュリティ
情報セキュリティ上の脅威・攻撃は、人的要因を除けば、①情報の盗難、②情報の改ざん、③認証情報の偽使用によるなりすまし、④コンピュータ及びネットワークの破壊・攪乱、の4つに絞られます。
これらのうち最も本質的な脅威・攻撃である①②③を、独自開発のエンド・トゥ・エンド・プロテクションによって防御します。
その結果、秘匿通信、データ保護、遠隔認証に加えて、価値の移転を可能にしました。
「Crypto Cash」(金融)、「Crypto Communication」(通信)、「Secure Cloud Base」(クラウドコンピューティング)、「Crypto Sync Key」(IoT)、「Crypto Grid」(スマートグリッド)など、情報セキュリティが不可欠な技術を独自開発しています。
一部の事業については、スピンアウトして、別会社で事業を実施しています。
自社開発技術
独自開発インターネット秘匿トンネル
現在のインターネットセキュリティは公開鍵暗号方式に依存しており、汎用量子コンピュータの実用化が進む中で、その安全性が脅かされることが広く認識されています。
我が社では、完全暗号によるエンド・トゥ・エンド・プロテクションを実現するシステムを開発しました。このシステムは、2点間をトンネルで繫ぐイメージで、中間者攻撃を完全に排除します。これにより、完璧な情報セキュリティ通信の基礎が確立されました。
完全秘匿メッセンジャー
完全秘匿メッセンジャーは、ユーザーが所有するスマートフォン上で、メッセージや添付ファイルを送受信者のみが知る Shadow Passcodeを用いて生成される秘密鍵で直接暗号化・復号化するシステムです。この仕組みにより、第三者がその内容を閲覧したり改ざんしたりすることは不可能となり、盗聴や改ざん防止が徹底されています。今後は、パソコンでも使用できるようアップグレードし、従来のメールシステムに取って代わることを目指しています。
情報秘匿 保管システム
情報秘匿保管システムは、完全秘匿メッセンジャーの延長として機能します。このシステムでは、「送られてきたデータやファイル」の送受信用 Shadow Passcodeを、保管時に自動的にユーザー専用の保管用 Shadow Passcodeに置き換えます。これにより、情報理論的安全性を担保した完全暗号によって秘匿保管が実現され、高いセキュリティレベルでのデータ管理が可能となります。